うつ病でも献血は行けるのか?―今回の場合―
みなさんこんにちはゴリラです。
献血後に気分が悪くなったことありますか?
私は全然ありません。
こちらは前回の記事の続きです。
お読みでないかたはこちらから。
subculsuperkusogorira.hatenablog.com
鬱病(うつ病)患者でも献血は行けるのか?
うつ病だろうが何だろうが、献血自体には行けます。
私がここで言いたいのは「薬を飲んでいても献血は出来るのか?」です。
結論から言うと出来るかどうかはわからない!です。
飲んでいる薬の種類による
皆さん日常的になんらかの薬のお世話になっているでしょう。
献血の際の薬はこの4つにカテコライズされます。
・当日服用していても採血可能な薬剤
・当日服用していなければ献血出来る薬
・服用中止から3日間は献血出来ない薬
・その他の薬
献血可能な薬について|山梨県赤十字血液センター|日本赤十字社
で、自分が飲んでいる薬はこれ。睡眠導入剤です。
2の「睡眠薬・抗不安薬・マイナートランキライザー」に当たると思われます。
たまたまなんですけど、前日は導入剤を飲んでいませんでした。うつ病の診断を下されてからは初めてでした。
(何もしていないのが不安で町中を歩き回って1万5千歩ほど歩いたせいだと思われます)
それがすごくうれしくて、久々に献血をしようと思ったわけですが、HPに詳しい錠剤名が書いてあるわけでも無いです。
わからない場合は電話で聞くのが良いと思います。(無駄足になったら嫌ですもんね)
私は用事のついで(というのは言い方が悪い)で献血をしようと思っていました。
「まぁ万が一ダメでしてもまた薬を飲まなくなった時に協力すればいいや」ぐらいの気持ちでしたので、受付に直接持っていきました。
阪急グランドビル25献血ルームへ
阪急グランドビル25献血ルーム|大阪府赤十字血液センター|日本赤十字社
阪急梅田駅から外に出ることも無くいけるこちら。
阪急百貨店前の阪急グランドビル。
こちらの25階にあります。
(献血ルームの写真は撮らない方が良いのかなぁと思ってたんですが、他の方のブログとか見ても結構撮ってる方いるんですね。今度撮影して良いのか確認します)
受付できちんと調べてくれた!
受付での質疑応答の中で「何か薬を飲んでいますか」と聞かれたので持って行った薬を渡して「2日前にこれを飲みました」と言いました。
すると「ご協力ありがとうございます!直接持ってきてくださるのはとても助かります」と言ってくださいました。
病院から処方されている薬を飲んでいても、錠剤名がわからない方が多いそうです。
頂いた血を無駄にしない為にも、そして輸血者の安全を守るためにも、きちんと報告することが大切です!
お薬手帳か、錠剤そのものを持っていくのが一番だと思います。
で、その錠剤名をメモ帳に書き、何やらとっても分厚いファイルを取り出されました。
アイウエオ順にずらりと錠剤名が書かれています。
その時に念のために「あ、これジェネリックで処方してもらっていますが大丈夫ですか?」と聞きましたが、ジェネリックの薬剤名もリストにきちんと入っているとのこと。
結果はやはり2に該当。前日服用していても大丈夫な薬でした!
医師もきちんと調べてくれた!
ドクターに血圧を測ってもらう時にも「薬を飲んでます」と伝えました。
受付からきちんと申し送りがされていたので、話はスムーズ。
錠剤名を確認され、もう一度分厚いファイルで確認してもらい、医師からもOKが出ました。
これで安心して献血ができます。
ヘモグロビン濃度測定をクリア
相変わらず血が濃い(別に病気な訳ではないです)
今回こそ成分献血をしようと(したことが無いので)思っていたんですが、相も変わらずO型の血は足りていないらしく全血献血を決行。
400mLがっつり抜いてもらいました。
無事献血を終了
無事献血を終了。直前に昼食を食べていたので今回はお菓子は食べませんでしたが、ジュースを飲んでゆっくりしてる(貧血予防に最低10分は休憩しないといけない)と記念品を選んで良いよ!と。
今はこの3種類。
食器用洗剤が切れかけていたことを思い出したので、頂きました。
(外箱だけですが、デザインがかわいい!)
貧血も何も起こることなく無事帰宅
絆創膏を外せば当日でも痕は小さなものです。
私が献血をする理由
・お菓子貰える
・ジュース飲める
・漫画も雑誌も読める
・記念品も貰える
・涼しいし温かい
・看護士さん優しい
・社会貢献できる
沢山理由はありますが、1番は兄弟が血友病患者だから。
血友病とは
怒られるのを承知でものすごく簡単に言えば、血が止まりにくい病気です。
(こちらのサイトがわかりやすくてオススメです)
血友病はほとんど男性しか発症しません。ごく稀に女性も発症しますが、比率としては99%が男性です。
そうした時に、治療には薬が必要になってくる。
薬は2種類あります。
・人の血液から目的の凝固因子を取り出した「人血漿由来血液凝固因子製剤」
・遺伝子組換え技術により目的の凝固因子を作り出しそれを取り出す「遺伝子組換え血液凝固因子製剤」
製剤のできるまで
そう、薬を作るにも人の血液が必要になってきます。
検査はしたことがありませんが、内出血が異常に治りにくい体質からもおそらく私にも血友病の遺伝子が流れています。
そうすると息子を生んだ場合、血友病になる可能性があります。
血液は血友病の薬の精製に使われるだけではありません。がんの治療薬を作るのにも使用されます。
医療がこれだけ発達した現代でも、血液は人工的に造れません。
まさしく人を救えるのは人だけなのかもしれません。
私は兄弟の為にも、もしかしたら生まれてくるかもれない息子の為にも。
たくさんの病気で苦しんでいる人の為にも、これからも献血に参加します。
この記事を読んで、少しでも献血に興味を持ってくだされば嬉しいです。
長々とお読みくださりありがとうございました!