服脱げばゴリラ

ゴリラが服を着て人間生活をする際に関心をもった事を残す雑記ブログです。

鬱になりました(症状の経験談)

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みなさんこんにちはゴリラです。
心身ともに健康ですか?
私は健康とは言い難いです。
といいますのも、長年勤めた6月30日をもちまして退職いたしました。
原因は、ズバリ「鬱(うつ)病」です。 

 

 


「うつ病」の原因は?

 


心療内科の主治医曰く「原因はまだはっきりとわかっていない」とのことです。
環境の変化、ストレス、女性であればホルモンバランスなどさまざまな要因が重なり、コップから水があふれる様にして「うつ病」を発症する事が多いとのことです。
この要因は大きく「遺伝的要因」「環境要因」「身体的要因」の3つに分けられます。
タチの悪い事に悪い事に、遺伝的要因以外は良い(嬉しい)出来事でも人間にはストレスになってしまうことがあります。

 

  詳しくはこちらのHPより
こころの陽だまり
https://www.cocoro-h.jp/index.html

 

私の場合は「人間関係のストレス」「仕事に関するストレス」「結婚式に関するストレス」が原因でした。

「うつ病」の経緯(ゴリラの場合)

 

先の項目で『コップから水があふれる様にして「うつ病」を発症する』と書きましたが、今あなたの心のコップにも着々と水が溜まっています。
ストレスを発散できるすばらしい何かがあれば問題無いのですが、残念ながら無趣味でため込みやすいタイプ(と主治医に言われた)は心のコップに水が溜まりやすいです。
実際私の場合は、1年ほど前から現れていました。
毎月生理2日前になると38℃を越える発熱に悩まされる様になりました。
生理前が土日であれば良いですが、そう都合よく来るものでありません。
この法則が解ると、まずは産婦人科でピルを処方してもらいました。が、全く効かず。
毎月毎月発熱する自分の身体の弱さに辟易としながらも、年齢も年齢だし上手く付き合っていくしかないなぁ、と半分諦めていました。

 

職場の人間関係の悪化

 

 


この頃、以前パートで務めていた女性が職場に帰ってきました。
私はこの女性が出産で辞めるというので、代わりに事務としてあの会社に就職しました。
おそらく本人は出産しても産休、育休を取って職場に復帰するつもりだったのでしょう。
ですが上層部はこれを機に辞めてもらう(あまりにも勝手な勤務態度だったこと、その所為で取引先に訴えられ今も裁判が続いていること等が原因)と決めていたらしくやんわりとお断りしたそうです。
当然本人は怒ります。そしてその矛先が私に向けられました。
当たりがキツかったのはもちろん、仕事の引き継ぎを「予定より早く育休とります」の一言で1ヶ月しかなかったこと。
いざ引き継いだ仕事がまぁムチャクチャだったこと…思い出したら嫌な気持ちになりますのでこれ以上は書きませんがとにかくとても苦手な人が戻って来てしまいました。
人間というのは自分も含め「してもらった恩」はすぐ忘れるのに「されて嫌だったこと」は一生覚えています。
本人は「コイツ(私)が居なかったらもっとキャリアを積めていた」と思っていたそうで(実際話していた)まぁその方には沢山嫌な思いをさせられました。
その他にも、上司が社員を怒鳴りつけたり、社員同士の意見の違いから毎日誰かが辞めます!と叫んで出て行ったり…と急激に人間関係が悪化していきました。

 

情緒不安定

 


嫌なことを思い出して嫌な気持ちになる。
なら思い出さなければ良いじゃないか、と言いたいですが脳は難しく、いろいろな事を関連付けて記憶しているのでふとした瞬間に記憶が蘇ります。
人間は嫌な思い出の方が記憶に残りやすく、思い出し易いです。
そして思い出せば思い出すほど、シナプスの同士が結びつき更に強い記憶になります。

私は今年の2月に結婚、6月に挙式をすることが決まりました。
4ヶ月という短い期間で結婚式の準備をしないといけませんでした。
やらなければいけないことが山積みになり、身体的にも精神的にも余裕がありませんでした。
何より「お金が無いから式はしなくて良いよ」と言った私に「お金の事よりも、自分がどう思っているのかを大切にしよう」と結婚式をすることを進めてくれ、用意も手伝ってくれる夫の為にも準備が辛いと言いたくありませんでした。
とはいえ「急激に悪化した人間関係」「式の準備」「お金の問題」この3つが心に重くのしかかり、1人で夜寝ていると急に泣き出したり毎日吐いたりと情緒不安定な時期が続きました。
熱と吐き気を止める薬を貰いに内科に行くと「自律神経失調症」と診断されました。

 

日々襲ってくる「死にたい」という気持ち

 


初めは隠れて1人で泣いたりしてバランスを取ろうと頑張っていましたが、今年の4月になると段々コントロールが難しくなってきました。
間欠泉の様に気持ちが爆発することが多くなり、ストレスから頻繁に熱を出して会社を休み、コントロール出来ない自分が情けなくなって泣き叫び…。
夫の前では常に「死にたい」と漏らすようになってきました。
この頃もう既にうつ病の症状は進んでいたのでしょう。

 

新たな症状、めまい

 


生理前の発熱が、月曜日になると発熱するように変わりました。
もはやこれはサザエさん症候群(日曜日の夕方から深夜、「翌日からまた通学・仕事をしなければならない」という現実に直面して憂鬱になり、体調不良や倦怠感を訴える症状の俗称である。wikiより参照)と笑えなくなってきたある月曜日。
発熱は無かったものの、通勤途中で途方もないめまいに襲われました。
立ってても座っていてもふわふわと船酔いの様な状態が続きました。これが6月の頭。結婚式まで残り10日という所でした。
耳鼻咽喉科に行ってメニエールの検査をしてもらっても問題ナシ、産婦人科で様々な検査や採血をしても問題ナシ、大きな脳神経外科病院でCT検査してもらっても問題はナシ。
更にこの頃不眠症が一番ひどく、毎日本当に寝れませんでした。(平均睡眠1時間程度でした)
そこで最後に行った外科で医者に言われた一言が「精神的なものかもしれませんね」でした。

 

「うつ病」はどこで診断するのか

 


とまぁ自分でも薄々精神的なものが原因であると気付いていました。
が、本当に結婚式の準備、そして後始末が忙しく病院を調べる余裕もありませんでした。
そしてやっと落ち着いた頃(6月半ば)、初めてのそういった病院に行こうと思った時にふと思いました。
「何科を受診すればよいのか?」
そこで調べた結果、


心に原因があっても体に症状が出ている状態は心療内科、
心の症状や心の病気(不安、抑うつ、不眠、イライラ等)は精神科、


ということが解りました。
私の場合はモロに体に症状が出ていたので近くの心療内科に行きました。

 

初めての心療内科

 


どこの心療内科・精神科も、初診は殆ど予約制です。
例にもれず私も電話をすると「3週間後の平日しか開いていない」と言われました。
「え~!?」ですよね。今まさに辛くてしんどいから病院に行きたいと言っているのに…と思いました。
インターネットで予約できる所でも1ヶ月後、3週間後、1週間後とすぐに予約は取れず…。
結局片っ端から心療内科に電話をして、最短3日後に診療できる病院を選びました。
病院は清潔でプライバシーが守られており、必要事項を記入して名前が呼ばれるまでぼーっとしていました。
自分の番になり、色々主治医に質問され答えること20分後。
「ゴリラさん、貴女はうつ病です。それも中度のうつ病です」
と診断が下されました。
その時ゴリラは思いました。
「仕事を辞めよう」と。

 

 

「うつ病」と診断されて楽になったのか?薬の効き目は?

 


「診断書は必要ですか?」と言われたので「はい」と返し、
「療養期間は1ヶ月から3ヶ月の間書くことができます」との言葉に「3ヶ月で」とお願いし無事診断書が手に入りました。
そこで処方されたのは
・抗不安剤
・精神安定剤
・睡眠導入剤
・月経に関する漢方2種類
の5種類。


薬でパンパンなビニール袋をぶら下げて帰る時に
「あぁ、「うつ病」になったんだなぁ」と思いました。
それでも気分は晴れやかでした。
原因のわからない症状に悩まされるより、自分にとって不本意な「うつ病」という結果でも、目にわかる病名は私の不安な心を晴らしてくれました。
家に帰って鏡を見ると、げっそりと頬のこけた自分がいましたが、「まだ何とでもなるな」と思うことができました。

で、肝心の薬ですが、服用する事1ヶ月半。
効果は十分にありました。
診断書を振り回し退社をした事によってストレスが減ったというのもありますが、自殺願望も徐々に減っていきました。
お守りの様に精神安定剤は財布にいれていますが、今は殆ど飲まなくなりました。
ただ残念な事に不眠症が治らず、薬も変えてもらいましたが効果が続かないのでまた相談してみます。

 


まとめ

 


「うつ病」は恥ずかしいものではありませんし、精神的に弱い人がなる病気でもありません。
そして意外と周りには「私も「うつ病」になったことがある」という人は多いです。
そんな人たちに話を聞くと「もしかして、と自覚はあったけどそこまでとは思わなかった」と「最後の一手があった」と必ず言います。
私の最後の一手は、自分の親に「休んでばっかりで会社に迷惑をかけて…」と言われたことでした。
最後の一手からは転がり落ちるのは早いです。
辛く、死にたいと少しでも頭を掠めたら、すぐに心療内科・精神科の予約を取りましょう!
ヤバイと思った時に電話をするのは本当に身体的、精神的両方にとっても辛いです!
後個人的に感じたのは友達に話をしてもストレス発散にはならないです。
何故なら誰しも「自分は「うつ病」になんて絶対ならない」と思い込んでいるからです。
おかしいと思ったら病院をすぐ受診する!
(そしてまた別日に記事にしますが、休職した場合も退職した場合も、早めに病院に行けば貰えるお金が変わってきます!)

もし、今、死にたい程の辛い思いをしている方がこの記事を読んで「病院に行こう」と思って下さったら幸いです。

 

 

 追記:

月2回、病院へ通い症状がマシになりつつあります。

自分なりの心の落としどころを見つけたので記事にしました。よろしければこちらもお読みください。

subculsuperkusogorira.hatenablog.com

 

追記2:

傷病手当金の申請が通り、初めて受給しました。

申請条件や方法はこちらから!

 

subculsuperkusogorira.hatenablog.com